創業時からの技術開発の
歴史を受け継ぎ、
シーズからのものづくりを目指す。

インキ開発職

Masahito Sano

佐野 真仁

第1開発部
(湘南開発センター名古屋分室
インキ開発グループ)

生物資源学部
生物圏生命科学科 修了
2016年入社

Q:大学ではどんなことを学んでいましたか?
専攻はバイオサイエンス。今の仕事で必要な有機化学分野には、入社してから足を踏み入れました。
Q:当社を選んだ理由は?
BtoCの完成品メーカーだったことです。店頭に並ぶ様子や、実際に使われるシーンを目にすることも多く、仕事の手応えを感じやすいので、モチベーションにつながると考えました。
Q:現在の仕事は?
担当業務は筆記具のインキ開発です。狙いの性能、商品特徴を達成するために色材や添加剤の探索、それを配合した際の物性評価、そして最終製品形態での性能評価を行っています。
Q:テーマはどのように決まりますか?
「商品化テーマ」と「基礎研究テーマ」があり、前者は会社の新商品計画に従って設定され、後者は研究員個人の発想に基づいて自ら設定します。基礎研究テーマは本人のアイデアが尊重されるので、突拍子もないアイデアで自由に挑戦できます。とはいえ、全くのゼロから考えるのは難しく、入社当初はなかなかアイデアが出ませんでした。
Q:そういったときは、どのように乗り越えましたか?
過去の類似研究の成果を確認したり、文献を読んで知識を蓄えるところから始めました。それから、上司や先輩にアドバイスをもらって、実験を行っているうちに興味ある分野が見つかってくると、それに挑戦してみよう!となります。
Q:研究テーマはいくつ持ちますか?
商品化テーマは、人によりますが3テーマ程担当します。基礎研究テーマは一人ひとつで、半年毎に報告を行って情報を共有し、研究を深めていきます。どちらのテーマにしても、頓挫したり、保留になったりすることもありますが、時期が来ればまた別のメンバーに引き継がれることもしばしば。そのためにきちんとデータを取って、まとめておくことが重要です。
Q:これからの目標は?
パイロットの代表作「フリクション」も、約35年にわたる多くの開発部の努力の末に生まれた製品。自分の研究テーマがいつか商品化されることを信じて、技術のバトンをつないでいきたいです。

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