独自技術のつまった製品を、
イメージ通りに世の中に送り出す。

生産設備設計職

Yuji Hattori

服部 有司

技術部・機械グループ

工学部 機械システム工学科 卒業
2010年入社

Q:現在の仕事は?
ボールペンなどの文房具を組み立てる生産設備の設計・組立、設備部品の手配、組立、調整から、立ち上げ後のフォローアップまでを担当しています。『生産設備は外部に委託している』というメーカーも多いので、一般的な設備設計職と比較すると業務領域が広いと感じます。
Q:印象に残っている仕事は?
担当している設備のひとつ、2016年に発売された「ジュースアップ」のチップ加工設備です。チップとはホルダー、パイプ、ボール、ボール受座で構成されるペン先の部品。ジュースアップには、従来のチップとは全く異なる思想で作られた「シナジーチップ」が搭載されており、通常よりも高い加工精度が求められ、試行錯誤が必要でした。
Q:どのような点に苦労しましたか?
パイプとボールの間にちょうど良いすき間がなくては適正量のインキが吐出しませんし、ボールを滑らかに回転させる遊びがなければ書き味に影響します。条件を満たした製品を生産するために、直径0.3mmの極小のボールをどのようにパイプと組み合わせて加工するか、自分なりに考えを巡らせ設計をしていきました。
Q:生産設備設計職で、重要だと思うことは?
私たちの出番は流通を目前に控えた最終段階。当然、市場に出す日は決まっています。新製品の場合、設備の立ち上げまでに与えられる期間は約半年。既存設備の改良であれば、4ヶ月ほどが通常です。できるだけ既知のシステムを用いることでリスクを減らし、納得できる精度で、確実に製品を世に送り出すことを目指します。一方で新しい生産システム確立のための研究を日々行い、専門家としてさまざまなオーダーに応えられる実力や、設備の最先端化を大切にしているのです。例えばいま私は、ロボット関係の開発プロジェクトに参加しています。
Q:仕事の魅力は?
当社が保有する多くの独自技術や、これから生まれる新しい製品。それらの良さ、魅力を余すことなく世の中に送り出すには、生産設備が欠かせません。責任とやりがいのある仕事ですよ。

募集要項

現在募集中の職種はこちらからご確認いただけます。

詳しく見る